保守派の凋落

森友学園の件で、保守派の凋落が決定的となった。

純粋な子供たちに道徳教育を推し進めてきた連中が、良い事と悪い事の区別がつかない不道徳な人間であったという、噓のようで本当の話。

 

普段から「右」の政治運動に、下品やら逆効果やらと散々文句をつけてきた保守派だが、森友学園の件でその主張がブーメランとなって突き刺さったのである。

 

ツイッターでも呟いたけど、森友学園の致命的な欠陥は、思考停止の典型的な安倍ちゃん応援団であること。

愛国教育は良い事だが、日本人的な価値観が薄いために一神教的な思想に染まりやすい。

日本人が彼らを「カルトっぽい」と感じる所以である。

 

国家愛と民族愛のかい離がここにある。

多民族国家である欧米の価値観で国家を捉えると、日本固有の民族的価値観とは相いれない。

明治維新の時からずーっと抱えてきた問題。

 

全ては、長州人による幕府への八つ当たりから始まった。

そして現在、長州人安倍晋三の大きな危機を迎えている。

 

権力に弱いメディアも、さすがに森友学園の件を大きく取り上げ始めた。

なぜこの件がリークしたのか興味があるが、事実は明らかにはならないだろう。

ただ、安倍晋三の権力は確実に瓦解しつつある。

 

戦後体制はおろか、明治体制をも覆る可能性があるかもしれない。

そこで一番大切なのは、良い事と悪いことを正確に区別できること。

今の保守派にも左翼にも、その一番大切な事が欠けている。

 

時代の転換期だからこそ、こういう腐敗がより一層表面化するんだろうなぁ。