プーチンという存在は、まさに強いリーダーシップの象徴だろう。
少なくとも安倍晋三にはそう見えているはずだ。
何年も国のトップに君臨する、まさに「王朝」。
日露首脳会談で対する安倍晋三も、まさにその「強いリーダーシップ」を持つ存在として交渉に挑んだに違いない。
国内政治では敵なしの安倍ちゃんはこう考えていただろう。
「強いリーダー同士で交渉すれば、何年も動かなかった問題も解決できる」と。
「周りにどんなことを言う連中がいても、トップ同士が決断すれば良いんだ」と。
で、結果は領土もカネもロシアに差し出しただけ。
対米や対中外交の一環としてロシアと何らかの関係を築く事自体は間違っていないと思うが、安倍ちゃんのやり方はは、あまりにも幼稚で甘かった。
プーチンは経済活動だけで講和条約が結べない事をはっきり述べている。
結局安倍ちゃんのお花畑外交は全く通用しなかったって事です。
保守派の中には「軍事力が無い中でやれることは出来た」という意見もあるだろう。
だったら、とっとと軍事力を強化すればよいだけ。
アメリカの圧力なんてただの言い訳。
逆に、軍事力が足りない状態でロシアとガチで外交交渉すること自体が無謀。
所詮リーダーシップの力なんてそんなもんよ。
「戦後レジーム」を言い訳にして、次々と安倍ちゃんの外交失政が正当化されるのはおかしくない?
このままじゃ、近いうちに真珠湾攻撃も槍玉にあげられかねないよ。
少なくとも、安倍晋三が総理大臣である間は、外交敗北が続くだろう。
その敗北に、日本人がどこまで耐えられるかどうか。
東京オリンピックまでは持たないだろうな。